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選ばれた悲劇
第8章 涙の再開
愛しい真一様にお会いする為に

変態比呂美はタバコをゆっくりと吸いながら〜

今日の出来事を思い出しては、

鏡に映る薄笑いを浮かべる自分を見つめながら

一瞬寝てしまった。

・・・・・・・・・あっ!!

ふっと目を開けると

コンコン! コンコン!

「比呂美さんそろそろ時間です」

金田正織さんの声に慌ててロビーに戻った。


「えっぇぇぇ〜?」

50人程居た観客者達が誰一人も居なくなり・・・・・

金田正織さんだけが比呂美を待ち受けていた。


「あっ!あの〜・・もう皆様方はお帰りになったのですか?」

「あっははぁ〜!!」

「次の会場で、皆さんお待ちかねしていますょ」

正織さんは比呂美に呟き・・・・!!

劇場に入るよう指示した。

「ありがとうございます」と

会釈をしたんだが・・・

散々ロビーでワイワイガヤガヤしていた大衆が

居なくなった為、

一気に比呂美は喉が乾ききってしまった。


「あっ!あの〜・・ちっとお茶を飲んで良いですか?」

はぃはぃ( ^ω^)_凵 どうぞ〜と言われながら〜

正織さんが、缶酎ハイのふたを開けて

比呂美に差し出した。

一気に飲み干す比呂美には

次の劇場での快楽地獄が待ち受けている事は

知るよしも無かった。




 

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