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第5章 しおちゃん勝利を収める

　「いやあ…だめっぇ…」

　しおちゃんの体がググゥと反り返り、ガクガクと震え始めた。

　この声が、よがり声に変わる手前まで来ている、みんなそう思い、固唾を飲んでしおちゃんの行く末を見守る。


　だがしかし、残念ながらこの勝負はしおちゃんの勝ちだった。


　ウゥーーーーン…

　電マが、突然停止する。

　「あ、電池きれちゃった！」

　充電式の電マはその力を使い果たしてしまったのだ。