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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第1章 年下の男の子 浩平クン

当然だけれど、正社員の人はわたしの勤務時間より早く始まって、遅く終わる。
ましてしている仕事が清掃だから朝の早くに外の現場で始まって夕方の遅くに終わることもよくあるから、せっかく会社に来ても浩平クンを見ることができない残念な日もあるのはわたしにとってはとっても悲劇。
最近のアイドルグループの掟じゃないけれど、わたしは片思いの恋を浩平クンにするようになった。
人妻さんだから、それで十分。
それでも楽しいからいい。
浩平クンが事務所にいて、何気にふと目が合うと胸がキュンッとなる。
浩平クンが他のおばさん達からイジられて彼女との恋バナをさせられているのを聞くとジェラシーにイラッとも。
それでも「はい、どうぞぅ」っておかしのお裾分けをしてあげた時なんか「あっ、どうも」とはにかんだように微笑んでみせられると、『わたしのことを好きになっちゃダメよ』とイタイ勘違いもする。
結局はそのどれもこれもがもう忘れちゃっていた生の女の恋の感じだからそれだけでいい。
ましてしている仕事が清掃だから朝の早くに外の現場で始まって夕方の遅くに終わることもよくあるから、せっかく会社に来ても浩平クンを見ることができない残念な日もあるのはわたしにとってはとっても悲劇。
最近のアイドルグループの掟じゃないけれど、わたしは片思いの恋を浩平クンにするようになった。
人妻さんだから、それで十分。
それでも楽しいからいい。
浩平クンが事務所にいて、何気にふと目が合うと胸がキュンッとなる。
浩平クンが他のおばさん達からイジられて彼女との恋バナをさせられているのを聞くとジェラシーにイラッとも。
それでも「はい、どうぞぅ」っておかしのお裾分けをしてあげた時なんか「あっ、どうも」とはにかんだように微笑んでみせられると、『わたしのことを好きになっちゃダメよ』とイタイ勘違いもする。
結局はそのどれもこれもがもう忘れちゃっていた生の女の恋の感じだからそれだけでいい。

