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なんちゃって女王様
第3章 デビュー直前
控え室のドアが開きました。

マロンさんの出勤です。

「お早うございまーす!」
私はイスから立ち上がって挨拶します。

新人の私は・・・一番下っぱの後輩です。

「ニーナちゃん・・・朝早いわね」
マロンさんが言いました。

「私・・・昨日からこの店に住んでますから」
私はマロンさんに答えます。

「あっ・・・そうだったわね。
ニーナちゃんって面白いわね〜」
マロンさんは笑います。

早番・・・すなわち午前10時から働く嬢が
次々に出勤してきて着替えて・・・
控え室は賑わいます。

みんな女王さまに変身するのです。


ダリアさんも出勤してきました。

「ニーナちゃん・・・今日からガンバってね」
ダリアさんが私に微笑みかけます。

「はいっ」
私は元気よく返事します。
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