この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
唇に媚薬
第2章 不器用プリンス

「男と2人で天体観測する趣味はありません」


蘭の発言によって、ただでさえ冷えてるのに
気温がマイナスになるこの時期に行ったら、心臓凍るっつーの。

あー聞くんじゃなかった。
煙草とライターを掴んで、立ち上がる。


「屋上には出れないぜ。
飛び降り防止の為に、施錠されてる」


パソコンに向き直った蓮の忠告。
激務によって狂う奴がいるから、マジな話だ。


「喫煙所だ、ばかやろう」

「付き合おうか」

「てめぇは吸わないだろ」

「じゃあ俺ブラック。
自販機で買ってきて」

「…………!」


「あ、俺も! 」

「俺は微糖で」

「俺、栄養ドリンク」


蓮に続いて、割って入ってきた野郎ども。
クソー、炭酸買って振ってやろうか。
舌打ちしてフロアを出ようとすると


「瀬名」


後ろから再び蓮に呼ばれた。


「……馬に乗らなくても、白タイツなんて履かなくても
お前は痺れる程いい男だ」

「…………!」

「そのスーツで間違いなく惚れる。
瀬名、充分カッコイイよ」

/341ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ