この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サイドストーリー3
第4章 横浜ホールディング
大学では誰よりも自由な奴だった。
こんな会社なんて組織におさまりきれないんじゃないかって
いつも思ってた。

「純子ちゃんどうすんの?」

それでも、大学時代からのコイツの彼女を心配しない訳にはいかなかった。

「連れてく」

予想とは違った答えで、面食らった。

「話しあったのかよ?純子ちゃん田舎で暮らせるか?」

俺のタイプじゃないけど、それは綺麗な子だ。
彼女が農家のお嫁さんなんて想像がつかない。

「話しあった」

―――そう言った純子ちゃんが
横浜に戻ってきてると聞いたのは
片桐が会社を辞めて半年もたっていなかったと思う。

2人の事は2人にしか分からない。
けど、片桐はそれ以来、こっちの集まりには一切顔を出さなくなった。

「俺が顔を出したら純子が気まずいだろ」

お前もバカな男だよ。

「なに?今幸せ?」

色々な意味を含ませて聞いてやる。
純子ちゃん手放して幸せなのかよ?
会社辞めて幸せなのかよ?
農業やって幸せなのかよ?
大学時代の友達を切って幸せなのかよ?

片桐は、俺の聞いた意味をすべて分かってこう言った。

「もちろん。幸せだよ。横浜ほど便利じゃない。けど自由と自然がここにはある」

男として、羨ましいよ。
俺は心の中でそう笑った。

END***


豪が実は10年前は横浜HDの社員だったという話です~
だから響子ちゃんを迎えに来た時に社内を迷わず歩けたわけです~

片桐さんと、石島さんと、篠塚さんが同期です。
さぁ。篠塚さん、誰だかわかるかな?(笑)
読み直したり、お手製の相関図を見ないでもわかる~?


/101ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ