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サイドストーリー3
第6章 横浜ホールディング②
「宇野く~ん」
かわいらしい声で俺を呼び止めたのは同期の谷城だ。
「はい。明日は土曜日だから。バレンタインのチョコ」
そう言ってかわいい包みを俺に差し出した。
「ありがと。でもこれもらったら俺、野口さんに殴られたりしない?」
本気で聞いたのに谷城は「えっ!」とびっくりした後に
「同期に義理チョコを渡すのに野口さんはヤキモチなんか妬かないよ~」
という。
いや・・・絶対妬くと思うけど。
「野口さんはそんなに心の狭い人じゃないもん」
いや。あの人の独占欲は半端ねぇと思うが。
「あ!柳下君」
ちょうど近くを同じく同期の柳下が通った。
「柳下君にも。バレンタインの義理チョコ」
そう言って俺と同じ包みのチョコを渡した。
「谷城~義理だって分かってるからわざわざ言うなよ・・・」
少し凹んでそういいながら受け取る。
「いらないならあげないよ」
「いや。いります。ありがとうございます」
こいつ、彼女いないんだっけ・・・
ああ、いつまでも運命の出会いとか言ってるんだよな。
かわいらしい声で俺を呼び止めたのは同期の谷城だ。
「はい。明日は土曜日だから。バレンタインのチョコ」
そう言ってかわいい包みを俺に差し出した。
「ありがと。でもこれもらったら俺、野口さんに殴られたりしない?」
本気で聞いたのに谷城は「えっ!」とびっくりした後に
「同期に義理チョコを渡すのに野口さんはヤキモチなんか妬かないよ~」
という。
いや・・・絶対妬くと思うけど。
「野口さんはそんなに心の狭い人じゃないもん」
いや。あの人の独占欲は半端ねぇと思うが。
「あ!柳下君」
ちょうど近くを同じく同期の柳下が通った。
「柳下君にも。バレンタインの義理チョコ」
そう言って俺と同じ包みのチョコを渡した。
「谷城~義理だって分かってるからわざわざ言うなよ・・・」
少し凹んでそういいながら受け取る。
「いらないならあげないよ」
「いや。いります。ありがとうございます」
こいつ、彼女いないんだっけ・・・
ああ、いつまでも運命の出会いとか言ってるんだよな。