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サイドストーリー3
第11章 心も抱きしめて②
30になって主任試験に合格した。
会社の規定通りの出世だ。ここで主任になれないと
第一期の出世争いから離脱したことになる。
同期のうちの約4分の1がふるいにかけられているはずだ。
主任試験に合格してほっとしたのもつかの間
主任というポジションはあまりにも忙しく
毎日がただ流れる日々だった。
大学時代のサークルのメンバーとの年に1回の集まりに
何とか間に合わせるように仕事をして
それでも2時間ほど遅れて居酒屋に駆けつけると
すでにみんな出来上がっていて
ああ、気の置けないメンバーっていいな。と思いながら座敷に上がろうとしたら
「だーかーらー。別れたんですよっっ。彼氏と」
と、座敷の真中を陣取って松元が力説をしていて
みんなが苦笑いしながら飲んでいた。
「もういいです!私は仕事に生きます!
仕事をしている私を丸ごと受け止めるいい男なんかいないんだぁぁ~」
「あっはっは。いいぞー!松元ー!!」
会社の規定通りの出世だ。ここで主任になれないと
第一期の出世争いから離脱したことになる。
同期のうちの約4分の1がふるいにかけられているはずだ。
主任試験に合格してほっとしたのもつかの間
主任というポジションはあまりにも忙しく
毎日がただ流れる日々だった。
大学時代のサークルのメンバーとの年に1回の集まりに
何とか間に合わせるように仕事をして
それでも2時間ほど遅れて居酒屋に駆けつけると
すでにみんな出来上がっていて
ああ、気の置けないメンバーっていいな。と思いながら座敷に上がろうとしたら
「だーかーらー。別れたんですよっっ。彼氏と」
と、座敷の真中を陣取って松元が力説をしていて
みんなが苦笑いしながら飲んでいた。
「もういいです!私は仕事に生きます!
仕事をしている私を丸ごと受け止めるいい男なんかいないんだぁぁ~」
「あっはっは。いいぞー!松元ー!!」