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サイドストーリー3
第2章 『先生』
「田島、夏休みどっかに行くか。っつっても
夏期講習がびっちりだからな。1泊ぐらいになっちゃうけど」
夏期講習のスケジュール表を見ながら佐瀬先生は頭を掻きながらそう言った。
中3を受け持っている佐瀬先生は夏休みはないのと同じだ。
「田島は夏期講習のどれを受け持つって?」
「私は中1のⅠ期とⅡ期だけです。後半のⅢ期とお盆の集中講座は受け持ちません」
バイトの私はお盆前に終わる予定だ。
「え?後半は来ないの?」
「ハイ」
「お前、長い夏休み何してんだよ?」
先生は訝しげに聞いた。
「サークルの合宿もありますし」
「はぁ?俺が夏休みもなく働いてんのに田島は合宿かぁ?」
「まぁ。私はバイトですから」
「ちっ」
実際に付き合ってみると、先生はいつも中学生と接しているからか
ものすごくお子ちゃまに見える時がある。
夏期講習がびっちりだからな。1泊ぐらいになっちゃうけど」
夏期講習のスケジュール表を見ながら佐瀬先生は頭を掻きながらそう言った。
中3を受け持っている佐瀬先生は夏休みはないのと同じだ。
「田島は夏期講習のどれを受け持つって?」
「私は中1のⅠ期とⅡ期だけです。後半のⅢ期とお盆の集中講座は受け持ちません」
バイトの私はお盆前に終わる予定だ。
「え?後半は来ないの?」
「ハイ」
「お前、長い夏休み何してんだよ?」
先生は訝しげに聞いた。
「サークルの合宿もありますし」
「はぁ?俺が夏休みもなく働いてんのに田島は合宿かぁ?」
「まぁ。私はバイトですから」
「ちっ」
実際に付き合ってみると、先生はいつも中学生と接しているからか
ものすごくお子ちゃまに見える時がある。