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サイドストーリー3
第19章 出会いは必然に②
午後まで続いた打ち合わせのために
ランチを一緒にできなくて。そのまま帰りたかった俺は
夕方からの打ち合わせをキャンセルした。
いつもより手間暇かけて作った夕飯に陽菜が
「うわ!おいしそう~」
と、満足げに食べる姿に俺も満足する。
「陽菜。今日着てたスーツ。この前一緒に買い物に行ったときのだろ?」
「そう!大川さんが買ってくれたスーツ。評判いいよ」
「俺の選んだ服を着て、俺の選んだ靴を履いて」
「・・・・?」
「俺と同じシャンプーを使って、俺と同じ匂いになる」
「・・・・うん?」
「俺の作ったメシを食べて」
「うん」
「陽菜は見た目も、身体の中も全部俺が作ってる」
「そう・・・だね?」
「髪の毛1本さえ、俺のモノだ」
そう言って、陽菜の髪の一房にキスをした。
「大川さん?」
「他の男が、何と言おうと陽菜は俺のだから」
「何かあったの?そんなこと確認しなくても私のすべては大川さんのモノだよ?」
心配そうに俺をのぞき込む陽菜に
ニッと笑いかけて抱きしめる。
「なにもねぇよ」
昼間のもやもやがちょっと晴れた気がした。
END*****
ランチを一緒にできなくて。そのまま帰りたかった俺は
夕方からの打ち合わせをキャンセルした。
いつもより手間暇かけて作った夕飯に陽菜が
「うわ!おいしそう~」
と、満足げに食べる姿に俺も満足する。
「陽菜。今日着てたスーツ。この前一緒に買い物に行ったときのだろ?」
「そう!大川さんが買ってくれたスーツ。評判いいよ」
「俺の選んだ服を着て、俺の選んだ靴を履いて」
「・・・・?」
「俺と同じシャンプーを使って、俺と同じ匂いになる」
「・・・・うん?」
「俺の作ったメシを食べて」
「うん」
「陽菜は見た目も、身体の中も全部俺が作ってる」
「そう・・・だね?」
「髪の毛1本さえ、俺のモノだ」
そう言って、陽菜の髪の一房にキスをした。
「大川さん?」
「他の男が、何と言おうと陽菜は俺のだから」
「何かあったの?そんなこと確認しなくても私のすべては大川さんのモノだよ?」
心配そうに俺をのぞき込む陽菜に
ニッと笑いかけて抱きしめる。
「なにもねぇよ」
昼間のもやもやがちょっと晴れた気がした。
END*****