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サイドストーリー3
第21章 王子の甘い罠
「パス。年下に興味はありません」
「でも鑑賞だけでも良いじゃない~?あの顔は鑑賞に値するわよ」
「観賞用の男はいりません~」
「じゃぁ、断っておく~?」
「出張続きだと言っておいてちょうだい」
あっはっはっは。と真樹が大声で笑い出した。
「当分出張ないって言ってたじゃない。社内で会うわよ」
「いいのよ。嘘つかれたと思えば諦めるでしょ」
王子だか何だか知らないけど。
簡単に自分の希望する通りに女性がホイホイついて行くと思ったら大間違いよ。
「それより金子さんの話を聞かせてよ」
「え~王子の話、しようよ~」
やっと大きな契約を結んで
明日から当分出張がない生活だ。
ホテル暮らしも窮屈になってきたころだった。
今日の夜はお風呂に入りながらお気に入りの本でも読もう。
「王子の話はしないの。それよりさ、フランスで面白い話を聞いてきたのよ!」
女二人の話は尽きる事がない。
そして、その王子と私が数日後、ちょっぴり意地悪な運命の出会いをするとは
その時の私は思いもしなかった。
END****
「でも鑑賞だけでも良いじゃない~?あの顔は鑑賞に値するわよ」
「観賞用の男はいりません~」
「じゃぁ、断っておく~?」
「出張続きだと言っておいてちょうだい」
あっはっはっは。と真樹が大声で笑い出した。
「当分出張ないって言ってたじゃない。社内で会うわよ」
「いいのよ。嘘つかれたと思えば諦めるでしょ」
王子だか何だか知らないけど。
簡単に自分の希望する通りに女性がホイホイついて行くと思ったら大間違いよ。
「それより金子さんの話を聞かせてよ」
「え~王子の話、しようよ~」
やっと大きな契約を結んで
明日から当分出張がない生活だ。
ホテル暮らしも窮屈になってきたころだった。
今日の夜はお風呂に入りながらお気に入りの本でも読もう。
「王子の話はしないの。それよりさ、フランスで面白い話を聞いてきたのよ!」
女二人の話は尽きる事がない。
そして、その王子と私が数日後、ちょっぴり意地悪な運命の出会いをするとは
その時の私は思いもしなかった。
END****