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第4章 本当に甘いのは君

バレンタインの次の日、職場で三輪さんにチョコの感想を伝えた。
喜んでもらえてよかったです。と、三輪さんは言った。
その後、会社の人に冷やかされたのは言うまでもない。
それから何日かたち、今日は休日。
約束のデートの日だ。
「待った？」
駅でぼんやりしていると九条さんに声をかけられた。
「いや、そうでもない。」
なんとなく素っ気なくなってしまう。
「そう？それじゃ、行こっか。」