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第15章 王様と私

アランは私が恐がらないようにすごく気を遣ってくれているのがよくわかった。


大好きなアランに抱いてもらってるのに、あの日の事を思い出して怖がっちゃう私がイケないのにアランはとても優しかった。


そんなアランの全部を受け止めたかった…。


そして、アランと繋がる時…


｢…ﾊｧ…ふぅｯ…ﾝｯ｣


想像してたよりも痛くてアランにぎゅっとしがみついてしまった。


またアランに心配かけちゃうよぉ…


｢エマ…わりぃ…ツラいよな？一回抜く｣

｢ｯ…抜かないでぇ…大丈夫だから…｣


するとｽﾞﾝｯとアランのが一気に入って来たのがわかった。


｢わり…ゆっくり入れてたら…ツラい時間が増えると思って…いや…ごめん…早く深く繋がりたくて…俺…相当自分勝手だな…｣

｢…ううんｯ…謝らないで…アランと早く繋がれてすごく嬉しいんだぁ…｣


さっきまでの激痛はなくなっていた。
アランがこんなに近くにいてくれてすごく安心出来る。


そして何度も激しくお腹の奥を突かれて頭の中が真っ白になりそうになった時、お腹の中でアランのがﾄｸﾝｯとなったのがわかった。


それからどうなったのかあまり覚えてない。




目が覚めると、アランの腕の中で眠っていたみたいでアランの寝顔がすぐそばにあった。


思えば、私ずっとアランに助けてもらってばかりだったな…


これからは何かがあった時は、今度は私がアランを支えよう。



そう心に決めて、アランの寝顔にキスをした…。



生涯何があっても必ずアランを愛し続ける事を誓います。



*END*