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幼馴染と発情期
第24章 出戻り
「梨乃ちゃんにもお嫁に来てもらう為に働いてもらってたんだし。健介、何か勘違いしてて面白かったから何も言わなかったけど」
「は!?自分の息子で面白がってんじゃねぇよ!どういう事!?」
梨乃の方を見ると、梨乃は顔を赤くした。
「実は…昔から私が健ちゃんの事好きっておばさんに相談してたの…ずっと後押ししてもらってたんだけど、私から告白なんて出来なくて。高校卒業してから健ちゃん出て行っちゃったし、私も引越しちゃったからしばらく会ってなかったんだけど…こっち戻って来てから健ちゃんも戻ってるって知って挨拶しに行ったら…健ちゃんのお家で働く事提案してくれて…」
「もう梨乃ちゃんってば離れてからもあんたの事忘れられなかったって言うから見てられなかったのよ!こんなに想ってくれる子なんて他に絶対いないんだから大事にしなさいよ!」
「わ、わかってるよ!」
「あの!……不束者ですが……これからもよろしくお願いします」
「やだ!梨乃ちゃんこっちの台詞よ!こんな息子と店だけどよろしくね」
ほとんど母さんと梨乃の話でまとまった。
それから1年後。
俺達は結婚して、梨乃と一緒に充実した生活を送った。
出戻ってきて本当に良かった。
*END*