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第18章 オフライン

最初に友達になったナナオさんとはすごく気が合って、楽しくて…私は毎日のようにそのゲームで遊んだ。


まさかこんなにゲームにハマると思わなかった！


でも、最初にナナオさんと会ったからより一層楽しいのかもしれない。


ナナオさんとは冒険をしないで、ずっと一晩中チャットだけしたりするくらい仲が良くなっていた。


ナナオさんが実際にいたら好きになっちゃってるかもしれない…。

顔とか性別とか年齢とかどこに住んでるかも全然知らないけどね。

そんなある学校が休みの日。

私はパジャマから着替えもしないで、今日もゲームをしていた。

『カイトって自分の事私って呼ぶよな？普段からそうやって自分の事読んでるの？』



『うん！ぶっちゃけちゃうと、隠してたわけじゃないけど私女なんだよね』

『マジ？』

あ、もしかして女ってわかったら今までみたいに、仲良くしてくれないかな…？

『うん』

『まぁw証拠ないしなw』

信じてない…。

オンラインゲームでは、女の子のフリして面白がったりする人もいるみたいだから仕方ない。

ナナオに嘘吐いたみたいになっちゃったじゃん！

『本当だよ！何か証拠見せようか？』

せっかくの気の合う友達がこんな事で離れるのは嫌だ。
騙そうとしたみたいになっちゃうよ…