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白い飛沫(しぶき)
第4章 理恵
テニス合宿から帰ってきてから、順也くんと里中先輩が急に親密になった気がする。
それまでは、クラブが終わると部室の前で待っていてくれて校門まで一緒に下校してくれたのに。今では、彼の横にいるのは私じゃなく里中先輩の役目となった。
なんか私、順也くんに嫌われることしたのかな?
教室でも、あまり口をきいてくれないし・・・。
理恵は自宅のベッドに横たわり順也の事を考えていた。
順也くんは気付いていないんだろうけど、私は順也くんの事が好き・・・
入学式でひと目みた瞬間から恋に落ちちゃった。
クラスが同じで席が隣りどうしになったときは、この世に神様っているんだと思った。
『私、テニス部に入ろうかなあ』って言ったとき、
『そうなの?・・・実は僕も入部しようかなあ・・って考えてたとこ』って言ってくれたときは、てっきり私に合わせてくれてるのかなあとか、私のことを好いてくれて同じクラブを選んでくれたのかなあとか思っちゃったりして・・・自惚れてたのかなあ。
ダメダメ、順也くんのことを考えると身体が火照ってきちゃう。
知らず知らずのうちに自分の胸を揉んでしまってる。
『ダメよ、理恵。はしたない娘ね・・・』
そう戒めて行為をやめようと思うのだけれど・・・
順也の瞳、順也の唇、順也の声・・・
ダメ・・・止まらない、頭の中が順也でいっぱいになる。
「ああ・・・順也」
名前を口にしたとたん火照った身体にスイッチが入ってしまった。
それまでは、クラブが終わると部室の前で待っていてくれて校門まで一緒に下校してくれたのに。今では、彼の横にいるのは私じゃなく里中先輩の役目となった。
なんか私、順也くんに嫌われることしたのかな?
教室でも、あまり口をきいてくれないし・・・。
理恵は自宅のベッドに横たわり順也の事を考えていた。
順也くんは気付いていないんだろうけど、私は順也くんの事が好き・・・
入学式でひと目みた瞬間から恋に落ちちゃった。
クラスが同じで席が隣りどうしになったときは、この世に神様っているんだと思った。
『私、テニス部に入ろうかなあ』って言ったとき、
『そうなの?・・・実は僕も入部しようかなあ・・って考えてたとこ』って言ってくれたときは、てっきり私に合わせてくれてるのかなあとか、私のことを好いてくれて同じクラブを選んでくれたのかなあとか思っちゃったりして・・・自惚れてたのかなあ。
ダメダメ、順也くんのことを考えると身体が火照ってきちゃう。
知らず知らずのうちに自分の胸を揉んでしまってる。
『ダメよ、理恵。はしたない娘ね・・・』
そう戒めて行為をやめようと思うのだけれど・・・
順也の瞳、順也の唇、順也の声・・・
ダメ・・・止まらない、頭の中が順也でいっぱいになる。
「ああ・・・順也」
名前を口にしたとたん火照った身体にスイッチが入ってしまった。