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ピンクの扉
第16章 真実の愛
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「あなた…亜里砂さんは?」
私は思いきって尋ねてみました。
「亜里砂はおそらくまだ東京だろう…
運良くチケットが取れれば
朝一の千歳行きで帰ってくるだろうけど…」
夫は私が亜里砂という女と遭遇し、
驚いて社宅を後にしてからのことをかいつまんで話してくれました。
私もいろんな方の世話になり
小旅行をしてきたことを話しました。
でも、男たちとセックスしてきたことは
内緒にしました。
「俺が本当に好きなのはお前だけなんだよ」
夫は欲情しているのか
ペニスを勃起させながら私に抱きついてきました。
久方に私は夫のペニスを握りました。
亜里砂の中に挿入したであろうペニス…
でもいいんです。
こうやって私の元に帰って来てくれるのなら。
私だってこの先、誰かに抱かれるでしょうけど
帰り着く先は夫以外には考えられないもの。
性の捌け口が誰であろうと構わない。
二人の心が繋がっているのなら。
夫はいつにもまして私を優しく貫きました。
私の綺麗なピンクの扉(おま〇こ)…
いろんな方に訪問されて
少し汚れてしまったかも知れないけれど、
あなたの帰りをずっと待ってるのよ…
第二部 完
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