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ピンクの扉
第22章 修行僧

「えっ?なんで?」

驚く私に

「こういうトイレは万が一のために
外からも鍵が開けられるんです。
あなた様のお顔色が優れなかったので
心配で様子を見に来ました」

顔色が悪かったのは
ギリギリまでトイレを我慢していたからで
体調が悪いわけではありません。

「大丈夫ですから出ていって下さい」

トイレに男が侵入してきたというのに
小水が止まりません。

いつまでもシャーと恥ずかしい音を
聴かせてしまいます。


「参拝者には
最高のもてなしをしろと教えられています
だから…拭いて差し上げますよ」

そう言ってペーパーをカラカラと…


「そんなことして欲しくありません!
人を呼びますわよ!」

そう叱っても出ていってくれません。

「どうぞ、悲鳴でもなんでも叫んでください。
ここは離れていて
誰の耳にも届かないと思いますよ」

押し問答をしていると

チョポ…チョポ…と小水が止まる音がし始めると

「さあ!恥ずかしがることはないんです!」

そう言って私の首根っこを掴むと
無理やり前傾姿勢を取らせました。

「ほら、ちゃんと拭かないと
肌荒れを起こしますよ」

修行僧は私の股間に手を捩じ込んで
大事な部分をペーパーで拭いました。

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