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向日葵を君に…
第10章 ついに…
俺は落ち着いてタオルを腰に巻き直して風呂場を出た。
そうだ、服乾かさないと…
「穂高、出た?今、穂高の服も干してるから」
「あ、ありがとう…」
俺はタオルをバスタオルに替えて高野のいる部屋に戻った。
高野は干した服の前に扇風機を置いて乾かしていた。
さっきの事もあり、気まずい…。
俺は部屋の中をうろうろしていた。
「うろうろしてないでこっちくれば?」
「…うん」
豪華なソファに座っている高野の隣に腰を降ろした。
「穂高、さっきはごめんね…ちょっとふざけ過ぎちゃった…」
「いいよ…」
「もう元気出してよ?あんまり見てないから」
「本当?」
「うん」
「そうか、ならいいや…高野、二人きりだしキスしてもいい?」
「聞かなくてもいいってば」
「あ…じゃあ、いただきます」
俺は高野と唇を重ねた。