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向日葵を君に…
第6章 告白しちゃいますか


6月。

今年は雨の少ない梅雨だ。


「穂高!!」

「ハイっ!」


廊下で突然熊田先生に怒鳴られた。

ちなみに望月先生は熊田先生と付き合いだした後あっという間に妊娠して、産休に入った。

二年になってからの俺達の担任は熊田先生だ。


「止まれっ!!」

「な、な、なんでしょう?」

「これを見ろ!!」


熊田先生は俺にスマホの画面を見せてくる。

望月先生とのいちゃいちゃ画像ばかり…何故これを見せる為に怒鳴られたんだ?

画像を進めると最近の日付で、産まれたばかりの赤ちゃんの画像になった。


「これって…熊田先生と望月先生のお子さんですか!?」

「そうだ!!絶対に嫁にはやらん!」


女の子か…ん?あんまり計算したくないけど…最近産まれたって事はまさか…あのスッポンスープの…

いやいや!考えない!あんだけいちゃいちゃしてたんだから、あの日以外にもシてただろうし…


「おめでとうございます!」

「穂高にこれをやる!」

「え?何ですか?っていうか何で…」


熊田先生は有名な巨大遊園地の優待券を4枚くれた。


「え!?何で俺に?」

「いや…これは花子がハガキの抽選で当てた物なんだが、まだ子供も生まれたばかりで連れていけないし…穂高がいなければ俺達は結ばれていない事を二人で想像したら穂高に何か感謝の印を渡したくなってな」


…俺は何もしてないけど、そういう事ならもらっておこう!
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