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向日葵を君に…
第7章 キスパニック?
「そうだ!あのね、ちよは本当はお姫様じゃないの…だから、勇者様はちゃんとお姫様と結婚しなくちゃ」
天井はしゃがんで男の子の目線に合わせた。
「僕、ちよがお姫様じゃなくてもいいよ!ちよの事好きだもん!ちよは可愛いし、優しいから僕大好き!だから結婚して?」
「おぉーすごい愛の告白!かなりの肉食系だ」
「穂高も少し見習った方がいいよ」
「何ですと!?」
しかし、この男の子…手ごわいぞ。
すると、男の子はなんと天井にキスをした。
「やっ…んっ…」
さすがに弘貴が急いで男の子を引き離した。
高野が天井に駆け寄る。
「子供だと思って油断した!ちよ子にチューするとは何事じゃー!」
「ちよは僕のお嫁さんだもん!チューしてもいいじゃん!」
「悪いけどな…結婚の約束は早い者勝ちだ!ちよ子とは10年前に先に俺が結婚の約束してんだよ!」
「えー!じゅー年って!えっと、僕5歳だから…いーち、にー…(以下省略)お兄ちゃんすごーい!」
何がすごいのかわからないけど…諦めてくれそうな雰囲気だ。