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第10章 キャンディーキス

この日の夕食も･･･
三宅さんの部屋で３人で食べました。

「スミレちゃんは明日
四国に帰っちゃうんだよね〜」
私は明るくスミレちゃんに話しかけます。

「はい･･･」
ハナちゃんの返事に元気がありません。

「四国に帰ったら高校の友達と
遊ぶんだよね？」
三宅さんがそう尋ねて微笑みます。

「うん･･･」
ハナちゃんの表情は暗いです。

三宅さんや私がいくら明るく振る舞っても
ハナちゃんの心は晴れないようです。