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変態キャンディー
第1章 痴漢キャンディー
6月中旬・・・
梅雨の雨が降り続いています。

安アパートなので
部屋の中にも雨音が響きます。

朝・・・8時15分・・・

トートバッグと傘を持って
玄関のドアを開けました。

ほぼ同時に隣室のドアが開きます。

「おはよ〜ございます・・・三宅さん!」
私は元気に挨拶します。

「おはよ〜スミレちゃん!
スミレちゃんも8時20分のバスに乗るの?」
三宅さんが尋ねます。

「はいっ!」

三宅さんと一緒に登校できる・・・
雨の日の楽しみです。

天気のいい日は
三宅さんはバイク・・・私は自転車通学です。
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