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変態キャンディー
第1章 痴漢キャンディー
三宅さんと私は
南都大学行きのバスに乗りました。

学生たちで満員です。

長身の三宅さんと小柄女子の私・・・
垂直に立つ手すり棒の
上下を持って立っています。

ハァハァハァハァハァハァ

三宅さんの息づかいが聞こえます。

やっぱり・・・三宅さん・・・体調が悪いんだ・・・

「大丈夫ですか?」
私は三宅さんに尋ねます。

「ガマンできない・・・」
三宅さんの声がします。

「体調が悪いんですか?」

「ガマンできない・・・」

「ト・・・トイレですか?」

「違うんだ・・・ガマンできないんだ」

「何をガマンできないんですか?」

「痴漢をしたくって・・・ガマンできない」

えええええええっ?!
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