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い・け・な・い・こ・と
第2章 出逢い 2
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「好葉(このは) 頑張って〜」 私の横にいた彼女が立ち上がり、娘に声援を送っている。
小学生 女子の50m走である。
出走者6名の中程に、ショートカットでパッッンヘアーの可愛らしい女の子が、両手を振って母親の声援に応えていた。
「位置に付いて よ〜い パァン・・・」 スタートピストルの音と共に少女は勢い良く走り出した。
短い髪を靡かせて 全速力で駆け抜ける。
結果
見事一等賞に輝いた。
少女の顔には笑みが溢れ可愛らしさを一層増してみせた。
首から手作り感いっぱいの金メダルをぶら下げながら 少女は母親の元へと戻って来る。
「お母さん、やったよ!」
少女は母親に向け微笑んだ。
それに応える様に 母親も右手の親指を突き上げ goodのサインを作ってみせ 少女に大きく微笑みかえした。
しかし 少女は急に怪訝そうな顔付きに変わり、私のほうに向き 「こんにちは はじめまして 好葉です。」
と、挨拶してきたのである。
少女の私に対する初めての声であった・・・・・
小学生 女子の50m走である。
出走者6名の中程に、ショートカットでパッッンヘアーの可愛らしい女の子が、両手を振って母親の声援に応えていた。
「位置に付いて よ〜い パァン・・・」 スタートピストルの音と共に少女は勢い良く走り出した。
短い髪を靡かせて 全速力で駆け抜ける。
結果
見事一等賞に輝いた。
少女の顔には笑みが溢れ可愛らしさを一層増してみせた。
首から手作り感いっぱいの金メダルをぶら下げながら 少女は母親の元へと戻って来る。
「お母さん、やったよ!」
少女は母親に向け微笑んだ。
それに応える様に 母親も右手の親指を突き上げ goodのサインを作ってみせ 少女に大きく微笑みかえした。
しかし 少女は急に怪訝そうな顔付きに変わり、私のほうに向き 「こんにちは はじめまして 好葉です。」
と、挨拶してきたのである。
少女の私に対する初めての声であった・・・・・
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