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い・け・な・い・こ・と
第18章 告白
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好葉は この頃 一つの問題に苛まれていた。
それは自分の愛した相手が、母親の彼氏であるという事実にである・・・・
好葉は母親の事が好きで、ある部分 尊敬してもいる。
料理上手で明るく 頑張り屋な母親自身の事もそうだが、私との関わり方や信頼感は 好葉が理想とするものでもあったのだ。
好葉は男女交際において信頼関係や相互の愛に比重をおいて考える様で、あこがれや片思いなどは 存在せず同年代の子より大人びている様に思えた。
私は一度、好葉に聞いてみたのだが
「同年代位の男性には興味ないのかい?」
と、聞くと
「年齢は関係無いの! 他の男性からは好葉に対する愛を感じる事が無いもの。そんな相手を好きにはならないよ、 良さん以外は考えられないよ・・・」
そう答えると少し顔を強張らせて
「良さんはお母さんの彼氏だけど、奪ってしまおうとかじゃなくて、好葉は良さんが大好きで愛しているだけなの・・・」
好葉は私にしがみついて泣いた。
この時私は好葉に返す言葉を見付けられずに、 ただ好葉を抱き締めてあげる事しか出来ずにいた。
「良さんを愛しているのは いけないこと なの?」
泣きながら そう聞く好葉に私は首を横に振り、慈しむ様に唇を重ねた。
それは自分の愛した相手が、母親の彼氏であるという事実にである・・・・
好葉は母親の事が好きで、ある部分 尊敬してもいる。
料理上手で明るく 頑張り屋な母親自身の事もそうだが、私との関わり方や信頼感は 好葉が理想とするものでもあったのだ。
好葉は男女交際において信頼関係や相互の愛に比重をおいて考える様で、あこがれや片思いなどは 存在せず同年代の子より大人びている様に思えた。
私は一度、好葉に聞いてみたのだが
「同年代位の男性には興味ないのかい?」
と、聞くと
「年齢は関係無いの! 他の男性からは好葉に対する愛を感じる事が無いもの。そんな相手を好きにはならないよ、 良さん以外は考えられないよ・・・」
そう答えると少し顔を強張らせて
「良さんはお母さんの彼氏だけど、奪ってしまおうとかじゃなくて、好葉は良さんが大好きで愛しているだけなの・・・」
好葉は私にしがみついて泣いた。
この時私は好葉に返す言葉を見付けられずに、 ただ好葉を抱き締めてあげる事しか出来ずにいた。
「良さんを愛しているのは いけないこと なの?」
泣きながら そう聞く好葉に私は首を横に振り、慈しむ様に唇を重ねた。
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