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第10章 雑記　哀しい病

　　　
子供を殴ることを正当化できる、この教師の持つ常識とものの考え方が、私にはまったく理解できません。
こういう人の精神には大きな欠陥があるとしか思えない。
野蛮人もしくは精神異常者と呼んで差しつかえない人物だと私は思っています。

この顧問の暴力ついては以前から学校へ情報が寄せられていたといいます。

ボクシングでも路上のケンカでもご近所の夫婦喧嘩でも何でもいいです。
そういったナマの暴力の現場では、見てみぬフリができない一種独特な気配があるものです。
¨顧問の体罰¨を目撃した者は、その気配を暴力だと肌で感じていたわけです。だからこそ通報があった。