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第10章 雑記　哀しい病

　　　
その通報を受けていたにもかかわらず、学校は何ら対策を打たなかったのです。
自殺者が出るまで放っておいたくせに、死人が出て今さらのように大騒ぎしました。
この人たちは教育者としてだけでなく、管理責任者としても資質がなかったということです。

そしてこういった稚拙な人間を、いくつもの試験や審査にパスさせたうえ、教諭としての権限を与えて子供たちの前に送り込んだ市教委。
教育現場の主役である子供たちへの配慮を微塵も感じさせない、この組織の採用基準には甚だ疑問があります。