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第10章 雑記　哀しい病

　　　
当時の報道で私が一番残念に思ったのは、男子生徒が自殺に至るまで部活をやめる選択をしなかったことです。
それが口惜しくて仕方がありません。

自殺した当日も彼は練習に参加していました。
帰宅した男子生徒は『弁当おいしかったよ』と母親に礼を告げ、食事中に『今日もかなり殴られた』とこぼしたそうです。
その後、自室に戻り制服のネクタイで首を吊りました。