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第12章 その後

彼は近頃いつまでも残っている
ちょっと前までは女の子とかわらない時間に帰ってたのに

私は思う

彼は正直なのか馬鹿なのか

顔に出し過ぎるし、行動が幼い

独身ならともかく

周りのみんなに宣伝するようにおおっぴらに女の子が好きですって行動とるし


職場で不倫の噂がたったら女が不利だし
他の人はある事ない事面白いから噂する

仕事で話をしても余計な詮索するから

ただ一緒に帰っただけでも、噂はひとり歩きしていく


かわいそうなのは誰なのかな

私は浩がいるから全然辛くなかった


今日驚いた事があった

彼は一回帰ってまた戻ってきた
私の仕事は今日は早く終わったので、ちょうど彼と一緒になった

彼は私に


真っ直ぐ帰っちゃうの？


と聞いてきた

私は

こんなに遅くまでいるの珍しいですね

私はもちろん帰りますよ


と答えた


もう一度彼が聞いてきた

本当に帰っちゃうの？


私は

もちろん帰りますよ


と答えて走りながら車の所にいった

私の心の中は

ガッツポーズをとって
車に乗りながら

勝った
やった私の所にきた！！！

と叫んで大笑いしてしまった



前の私だったら
喜んでついていった


でも今の私は
浩がいるから

浩の虜になっているから

浩のセックスに溺れているから
もう二度と彼の元には行かない


でも、彼が帰るまでの時間はずっと胸がドキドキしていた
というか、彼に職場であうとドキっとしていたけど

今日は事務所に他に誰もいなかったから特にドキドキしていた

そしてこんな事があったって、浩に言うとヤキモチやいて面倒臭いから
この事は私の胸の中にしまっておく