この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第7章 重く、纏わりついて、絡みつく
その姿に勘違いしたのか、同じクラスの女子が話しかけてくる。

「柊、傘忘れたの?」

違う、おまえじゃない。

自分でも冷酷な目をしていると思った。
だが女子は気づいていないようだ。

その時、視界の隅に、見慣れた顔が映った気がした。

男子にしてはやや小柄な体、ふわふわの髪、くるくるとよく動く丸い目。

――若葉が、いた。

どくん。

たった数日顔を見ていないだけなのに、ずいぶん久しぶりな気がした。

そりゃそうだ。
今まで毎日べったり過ごしてきて、こんなに長く会わなかった日なんかない。
/261ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ