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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第9章 闇に溶ける
どうしてあいつを目の前にすると我慢できないんだろう。

たとえ憎まれたとしても俺だけを見てくれればいい、なんて、そんなのは嘘だ。
本当は、ずっと笑っていて欲しかった。

川原に電灯の明かりは疎らで、水面は部分的にぬめぬめと光っている。
それ以外は塗り潰された黒だ。

この川の流れは俺によく似ている。
暗く渦を巻き、周囲を巻き込みながら全てを押し流していく。

いっそのこと身を投じてしまえば、楽になれるだろうか。

俺の中の暗闇が、溶け合って、ひとつになる。
そんな幻想を抱く。
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