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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第3章 妄想が現実を塗り潰していくまで
どんな顔をしているのか気になって、這いつくばっている若葉の体をひっくり返した。

案の定、涙でぐしゃぐしゃ。
なんつー、ひでーツラ。

でもその頬ははっきりと上気していて、目は未知の快感に戸惑いながらも潤んでいる。
見たことのない色っぽさに、ぎゅっと胸をつかまれる。

なぁ、若葉。
そんな顔させてるのは俺だよ。
ちゃんとわかってる?

「あっ! あぁっ!」

見つけた若葉のイイトコロをえぐるように腰をグラインドさせる。
仰向けになった若葉が顔を隠そうとするが、腕をつかんでやめさせた。
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