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第5章 風邪っぴきにはご用心！

「……なーに見てんの？　邪魔なら部屋引っ込んでるけど？」
「何そのツンデレキャラ。邪魔なんて思ってないよ。ーー一緒に作ろ？　ほら、服着てきなよ？　素っ裸にシーツ巻いた格好で料理するの？」

　それはそれで、何かの余興みたいで面白いけど。
　ゆーりは思い出したように自分の格好を見下ろして、パタパタと部屋へ戻っていった。
　俺はフライパンを火にかけて、料理を始める。
　しばらくして隣に戻ってきたゆーりは……。

「ロンティー一枚？」
「……だって、パンツグショグショだし。シャワー浴びるし新しく下着出すのも……」

　言い終わる前に爆笑だった。じゃあ下履いてないのかっ。
　なんて格好。ゆーりは三回もイッて大満足だろうけど、俺は普通に一発だけだし、まだ少し物足りなかったりする。
　そんなエロい格好で隣に立たれたら、ついついムラムラしちゃいそうで困った。