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藤の舞
第6章 治療4・電気療法
「何を謝るのですか?」

「んはっ…声が、声が出てしまったことです。」

「何で声が出てしまったのですか?」

「っ…治療が、電気治療が、治療なのに気持ち良かったからです。」

「ストレスは体に悪いんですよ。

気持ち良くなってしまうことは悪いことではありません。

声を抑える必要もありません。我慢しないで沢山声を聞かせてくださいね。

僕は構わず治療していきますから…」

恥ずかしいのに…

っふぁああ…んん

先生に許されて、私は我慢するのを辞めた。

襞の外側に棒がピッタリと置かれ、上下に擦られる。

感電して引きつれるのは、まるでイッタ時と同じ状況、状況が先行して快感を連れてくる。

んはっ…っくっ…

もう感じるままに声を出していた。

襞の内側を同様に攻められる。膣の途中まで響く痺れは、欲の渇きを引き出した。

んぁ…んん…先生…もっと…

「どうしました?」

私は治療だということを忘れ、先生に刺激を要求していた。

「もっと…気持ちいいの…ください…」

どれだけ浅ましい女なんだろう。言ってしまってから哀しくなり私は涙を溢した。

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