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藤の舞
第16章 試験
経験からSの気があるかどうかはわかる。
ノーマルやMなら、このシチュエーションだけでは反応しない。むしろ萎える男もいる。

この男も本人は気づいていないし、程度はともあれSの資質があるのだ。

彼女は四つん這いのまま、舌だけ使って、白濁にまみれた男のモノを舐めていく。

アタシのものも混ざっているのに、嫌な顔もせず、むしろうっとりとして舐めていた。
やはり真正のM女だ

ベッドの高さと、手を使わないことから、決して十分な刺激ではないが、
男は顕著な反応を示した。

嫉妬と、男がアタシに気を遣わないように…
アタシは後ろから抱き着き、男の顔をこちらに向けてキスをする。

チュッ…チュッ…

女も姿勢を、四つん這いから正座に変えて高さを調節し、手は膝に置いたまま、切っ先を口内に迎え入れていく。

男も体を捻り、アタシの乳房に手を伸ばす。

予定通り、三つ巴のsexに持ち込めそうだ…

男がアタシの方に体を傾け崩れてくる。
アタシも横向きのまま、倒れていった。

「お前は、もういい。寂しいなら、そこで見ていて、自分で慰めろ。」

男の命令口調も板につき、内容もSらしくなっていた。

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