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藤の舞
第16章 試験
「ありがとうございます。」
彼女もアタシ達の邪魔にならないように小声で返事した。

チュッ…チュッ…

男のキスが手近にある足先に降ってきて、片足を持ち上げ男の肩に乗せられる。

足の間に腰を進め近寄ってくる。アタシの片足は高く挙げられていく。

「君にこのまま入っていいのか?
洗ってこようか?」

男は彼女が舐めたままのモノをアタシに入れていいのか気にしていた。

「早く欲しいから、このままで…」

すぐそこまで来ていた切っ先があてがわれた。
近づきながら挿入ってくる。
肩に担がれた足を掴まれ、角度を調節して進んできた。

帆掛け舟…
また新しい体位だった。

男のsexは臨機応変だ。
無理に色んな体位を試すということでなく、
欲しくなったからなるべく早く繋がって…
その結果、こうやって色んな形で繋がることになる。

体の相性がいい。
それに尽きるのか男のテクニックか、
初日に感じた掘り出し物感は、色褪せることがなかった。

あぁん…今日もいぃっ…いつもと違うところに、当たって…

男が角度を調節してくる。
そして片手で乳房を愛でてきた。

「っああ…また、新しい君の愛し方を見つけてしまったよ…」
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