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藤の舞
第16章 試験
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「わかったね、午前中の間に言われたことが出来なかったら、今日は、もう午後はないよ。」

僕はまた奴隷にナース服を着せ課題を出した。

最近、受け身に慣れすぎた奴隷に試練を与えたのだ。

「わ、わかりました。」

奴隷は戸惑いながらも返事し、裏口から出ていった。

先生に課題を出されて私は出かけた。
課題はまともでないけれど、先生に嫌われたら病院に来れなくなってしまう。

私は先生に指示された場所に向かった。

おかしな場所で、細長い狭い敷地を利用して何台も自販機が並んでいた。

そこでじっと人が来るのを待っていた。

私は小型のマイクのようなものをつけていて、
課題が達成できるかどうか先生に聞かれていた。

その通りは、先に大学があるようで、大学生に声をかけるように言われていた。

「あの〜、すみません…」

イヤホンをしていたようで、立ち止まってもくれなかった。

「あの〜すみません…」

友達同士話していて無視される。

ナース服で怪しい私にわざと気づかないフリをしているのだろう。

絶対の通学路でもなく、元々人通りも少なめだ。

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