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藤の舞
第18章 人工受精
ヌルッ…

っやめ…ろっ…やめてくれ〜

男が靴下でも履かせるように鰻を俺のモノに被せた。
妻がベッドから起き上がり、その様子を見ている。

ぁあああ゛あ゛〜なんだ、これは…

「鰻や蛇、まぁ、この胴体の長い生き物はですね。
胃袋がないというか、全身が胃袋なんですよ。
だから、取り敢えず食べ物は全部体内に取り込んで、じわじわと溶かして食べる習性があるんですよ。」

職人が、説明するのが当たり前と言う感じで話しかけてきた。

「じわじわと溶かす?冗談じゃない。やめろっ…」

「それは長く突っ込んでればで、嫌ならさっさと放てばいい。」

あいつが器用に被せた鰻の上から手で握り、軽く絞める。
鰻が苦しくてオレを吐き出し、また慌てて喰らいつく。

「ほら、君たちも、ヨクして差し上げなさい。」

言われたナース達が睾丸をさわさわと撫で転がし、乳首を引っ掻き、キスをして、俺の手を自分の乳房にあてがう。

懸命に競い合い俺を高めようとする彼女と"親友"を思い出す。

っふぅ、んくぅ…

「思ったより鰻がイイみたいですね。腰が揺れて突き出してますよ?」

あいつに言われたが、長くなって、溶けたり痒くなったら困る。
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