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藤の舞
第19章 結果待ちの期間
やはり、自分に死体愛好癖があると自覚する。
男たちに穢されて、死体と化した奴隷が、
それでも尚、僕を求める姿に愛着が湧く。
愛情ではなく愛着だ。

子供がお気に入りのオモチャに向ける愛着…

奴隷が屍から性欲に満ちた生きた姿に変貌するので、
その姿を見たくなくて、四つん這いを命じ、
バックから挿入する。

男たちの体液を掻き出すように腰を使うと、

「せんせぇ…生で…ナカに出してくださいぃ…」


まだそこまでの感覚があることに驚いたが、
奴隷はゴムの隔たりを感じ、直接挿入することをねだった。

「その必要はない。これで逝け…」

ぁあうぅ…そんなぁ、せんせぇ…せんせぇ…

嘆いても体の昂りは止められる訳もなく、泣き叫びながら達する奴隷に合わせて、僕はゴムに放つ。

ぁあああん…

ガクリ…と本当に崩れ落ちた奴隷に言う。

「今日の客は、自然に、もしくは人工的に種無しの男たちだからね。
奥さんは、精液を浴びたが精子はもらってないんだよ。」

聞いているかわからないが説明してやった。

せっかく手間暇掛けて実験し、旦那側の成功確率まで確認したのに、
みすみす結果判定を反故にするつもりはない。

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