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英里を調教 <大学生編>
第3章 サークル歓迎会 可愛いあの子は子犬の声
 私は英里ちゃんの隣に無理やり割り込んで、みんなにブーイングされた。

「英里ちゃんは私の妹みたいな子なんです~!」

 ちょうだい、の声に、いーやーよって答えてあげた。
 英里ちゃんはケラケラ笑ってた。


 歓迎会終了後。

 みんなで食堂の片付けをして、新入生は解散。
 何人かの主要メンバーが残って、これからの企画の会議。
 新入生代表で、英里ちゃんにも来てもらった。あとは各学年の代表者と、活動の中心になってる四年生メンバー。四年生女子だから、通称『四女』
 場所は、女子寮の空き部屋、通称『女子会議室』。
 事前に申し込めば、誰でも使える部屋で、ルールは事前に申請すること、女子寮だから男子禁制、使い終わったらキレイに掃除して部屋の鍵を寮母さんに返すこと、それだけ。

 会議の内容は、今度のお料理会のメニューとか、作業の分担とか。
 『料理研究会』の主要メンバーは、そのまま私達の裏サークルのメンバーでもある。

 裏の活動は『美少女愛好会』
 可愛い女の子が好きな、女の子の集まり。
 私のように、男の子も女の子も好き、ってのもいれば、真紀みたいに女の子だけ、って子もいる。
 全部で十人。英里ちゃん入れてやっと二桁。
 まあね、そんなに大げさに活動も出来ないしね。

 『料理研究会』は、それ自体きちんと活動しているサークルだけど、言ってみれば目くらまし。
 だって『美少女愛好会』なんてサークル、認められるわけないし、でも活動するには場所が必要だから、そういう時は表の名前で申請する。
 さらに言えば、『料理研究会』に入ってきた子や、興味を持って遊びに来てくれた子を見極めてスカウトするためのサークルでもあるわけ。

 まあ、英里ちゃんは参加した、っていうより、巻き込まれたっていうほうが正しいかもしれないけど。
 
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