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英里を調教 <大学生編>
第3章 サークル歓迎会 可愛いあの子は子犬の声
「うん。大丈夫だよ」
「私、他のみんなみたいに、美人じゃないし、上手にしゃべれないし…」

 くすり、と笑って、真紀が言う。

「心配しなくても大丈夫よ」
「あ…はい」
「もしかして気にして謝りに来てくれたの?」
「…はい」

 ブルブルって小さく真紀が身震いする。
 可愛い女の子に会って、ときめいた時の真紀のクセだ。
 もじもじしてる友恵ちゃんは、迷子の子犬みたいで、可愛いし、なんだか抱きしめたくなる。
 英里ちゃんの、清楚なのにとってもえっちな可愛さとは、また別の可愛さ。

 真紀も同じように思ったか、そっと友恵ちゃんを抱っこした。
 抱きしめた、ていうより、抱っこした、って表現がぴったりな、ふんわり抱っこ。
 少し慌てる友恵ちゃん。

「私決めた。ねえ、志穂。友恵ちゃん、可愛がってあげよう」
「うん、そうね。私も賛成」

 友恵ちゃんは顔を赤くしてもじもじ。
 そんな友恵ちゃんに、真紀はほっぺにちゅーしながら囁く。

「ねえ、友恵ちゃん。私達、今日いっぱい仲良くなろう」
「あ…はい」
「仲良くしてもいい?」
「は、はい…でも、どうやって…」
「じっとしててくれたらいいよ…」

 真紀は友恵ちゃんにキスした。
 固まる友恵ちゃん。
 二人の重なった口の隙間から、真紀の舌が友恵ちゃんの口の中に入っていくのが見えた。

「ん…んん…んっ」

 両方の肘を曲げて、肩の所で握り締められた友恵ちゃんの手。
 驚きからか、身動きできない友恵ちゃんの舌を、真紀の舌が絡め取って、二人の口から、その音が漏れる。

 私はそれを見ている英里ちゃんに抱きつき、キスをした。
 友恵ちゃんがいるから、と拒んだ英里ちゃんに強引に口付けし、舌を絡めると、目を閉じ、私の舌に自分の舌を任せた。
  
 真紀が友恵ちゃんの胸に手を伸ばすのと、私が英里ちゃんのカバーオールの中に手を入れたのがほとんど同時。

「ま、真紀さん…っ! 私、こんなの…」
「いや? 女の子同士は、体を重ねると仲良くなれるのよ」
「私…こういうの…」
「初めて?」

 真っ赤な顔で頷く友恵ちゃん。
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