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英里を調教 <大学生編>
第3章 サークル歓迎会 可愛いあの子は子犬の声
 友恵ちゃんは部屋でシャワーを浴びたみたい。
 濡れた髪を後ろで結んで、白いパーカーに下は黒のジャージの部屋着姿。
 お色気はないけど、お部屋の姿って感じで、これはこれで可愛い。

 ちなみに、今日の英里ちゃんは、編みこみのグレーのカバーオール。
 太ももの半分くらいまで隠れる丈のその下に、白い膝丈のチュールスカートを合わせて、カバーオールの下は黒の長袖カットソー。
 大人っぽさと可愛らしさが両立してる、ステキなコーディネートね。
 真紀はVネックの薄いピンクのニットセーターの下に黒のタンクトップ。
 下は白のパンツスタイル。
 
 私は、膝丈の淡いピンクのワンピースに、ジージャンに合わせた。
 ワンピースが私の最近のお気に入りで、それにジャケットを合わせるのがマイブームね。


「友恵ちゃんも寮に住んでるんだっけ?」
 
 真紀がお茶を手渡しながら尋ねると、友恵ちゃんは部屋の番号を言う。
 なんと真紀と私が一年目に住んでた二人部屋。真紀はとっても嬉しそう。

 この寮は学年ごとに階が別れてるとか、そういうのはなくて、空いた部屋から新しい人が入っていくことになってる。
 私みたいに一年で出て行く人もいるし、真紀みたいに在学中ずっと住む人もいる。
 新入生はまず二人部屋に入ることが多いけど、その他は、学年や学部に関係なく部屋が割り振られることになるわけね。

「あの、さっきはご迷惑と言うか…気を使わせてしまって」

 友恵ちゃんはぽつぽつと話し出した。

「さっきって、歓迎会?」
「はい。私、あんまり上手くしゃべれなくて…」
「人見知りなのね」

 と、真紀が言うと、友恵ちゃんは可愛らしい仕草で頷いた。

「沢田さんは、もうみなさんと仲いいみたいだし…他のみんなもすぐに打ち解けてて…それで、私だけ…」
「あ、英里ちゃんはね、元々私と知り合いで、それでみんなにも会ったことあるのよ」

 私が言うと、英里ちゃんも頷く。

「あの、沢田さんは…」
「あ、英里でいいよ。同じ歳だし、私も友恵ちゃんって呼ぶね」
「じゃあ、あの…え、英里ちゃんは、私このサークルでやっていけると思う?」

 英里ちゃん、って呼ぶ時に恥ずかしそうに呼びにくそうに、顔を赤らめる友恵ちゃん。
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