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甘い蜜夜に輝く月色
第1章 第一章 誕生日
此処はアヴァンツ王国、

今日は、その国の姫君、

ヴァレンシア•ド•レイユ•アヴァンツァーレ様の

二十歳のお誕生日でした


ヴァ「…はぁ、もう私も二十歳かぁ…」

今は午後の二時

盛大な誕生日パーティーは

昨夜に行った

私はベランダから自分の国を眺めていた

ヴァ「…全然そんな実感ないけれど、この部屋を見ればそんな現実を思い知らされるわね」

私はそう言って後ろを振り返った

其処には、静かに私しか居ない空間

ほんのちょっと前までは

沢山のお姉様達が居た

だけど皆嫁いでいってしまった

二十歳になってもまだ私には嫁ぐ家がない

それはある理由があるから

お父様には、私を其処らの底辺国に

嫁がせたくないらしい

だから…隣国のヘンデル帝国に

嫁がせたいらしいけれど、

まだ話はついてないみたい

嫁ぐとしたら、第二皇子、

ギルドリーヴ•アッシュド•ヘンデルセン様らしい

懐かしいわ、彼とは幼少期に

よく一緒に外を掛けて遊んだ

大人になっていくにつれて

そんな時間もなくなってしまったけれど…

『ヴァレン!ほらおいで、綺麗な湖があるんだ!』

『君は素敵な子だ、幼いのにしっかりしている』

ふいに頭に思い出が浮かび上がってくる

溜息をつき俯くと、私の桃色の髪が

サラッと落ちてくる

((バタバタッ

ふいに、廊下の方から重たい足音が聞こえてきた

父「ヴァレンシア!良い知らせだぞ!」

扉を開けて入ってきたお父様は

開口一番にそんな事を仰った

ヴァ「…良い知らせ…?何ですの?お父様」

私が聞くと、

お父様はニカッと歯を見せながら笑い、

父「お前とギルドリーヴの婚約が決まった!」

そう仰った
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