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傍にいてもいいの?
第7章 攻撃開始

ふわふわ、暖かい........。
気持ちよくて、もう少しこのままでいたいな........
優しく、包まれてる感じ。


「....み.....ひとみ......起きれるか......」


『だれ?』

『大きな手で撫でてくれるの?』

その温もりに身体を預けるように近づく。


「ひとみ、遅刻する。......そろそろ起きようか?」


耳元に届く声がくすぐったくて身を捩る。

ごめんなさい........
もう少しだけ........
まだ、この温もりから離れたくないです。

そんなあたしに驚く言葉が投げつけられた。


「笹倉!起きないなら、ボーナスカット!!」


「え?うそ!!」


夢うつつ状態のあたしは勢いよく跳ね起きた。
目覚めたあたしの目の前には........昨夜、あたしの心も身体も愛してくれた人がいた。


「ゆ、佑典さん........」


佑典さんはあたしの頬を撫でて、昨日と同じ笑みを見せてくれた。


「ひとみ、おはよ」


「お、おはようございます」


『ペチン!』


叩かれたのはあたしのおでこ。
え?なんで叩かれたの?


「佑典さん、痛いですぅ....」


『ムニュッ!』


今度は頬をつままれた。


「ゆ、ゆうしゅけしゃん........」


わ~ん、なんで?なんで?
どうして寝起きから攻撃されるの?


「プッ!」


涙目のあたしに佑典さんは吹き出した。


「ひとみ....二人の時は敬語なしって言ったよな?」


「あっ........」


「『です。』『ます。』は、要らない。昨日、抱いてる最中はよかったのになぁ........」


『ボン!!』


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