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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第11章 上書きインストール
 どのくらい時間をかけたのかは知らないが、少なくとも妻の時はなんだかんだで半月以上はかかったと思う。

 自分の時は…まあ数10分というところだったけれど、受け入れるべき太さがまったく違う。
 
 それにしてもあの事件からまだひと月も経っていないというのに、よくそんな気になれたものだ。

 もっとも、早い時期に上書きすることでさっさと暗い記憶から解放されてしまおうと考えたのかもしれない。そのあたりは彼女の行動力・決断力の鋭さによるものか。
 妻の血、も間違いなくあるのだろう。


 私は電車を降りると、家への道を急ぎかけたが、ふとあることに気付いた。

 あれだけ入念な準備をしているのだから、まさか知らないことはないだろう…そう思いつつも、万が一そこに気付いていなかったら、それは大変なことになる。

 「一応、買っとくか…」

 私は財布の中の現金を確かめてから、そのまま行く道を変え薄暗い裏路地へ入ると、そこにひっそりと存在する大人のおもちゃ屋へと入った。
 
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