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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第17章 発覚
 柚子は突然のようにえづく。
 元気そうにしていてもまだ体は完全じゃないのだろう、その時はそう思った。

 「あたし、今日はこれだけでいいや。またお腹すいたら食べる。」

 そう言って柚子は冷蔵庫からキネートレモンを取り出すと、自分の料理にラップをして片付け始めた。

 「キネートレモンか。最近そればっか飲んでるね。」
 「うん。ちょっと最近酸っぱいもの好きになってるw」
 「やだなあもう。妊婦さんみたいじゃん。」

 私はほんの冗談でそういったつもりだった。だけど一旦口に出すと、それは何やら真実味を帯びているような気がしてくる。

 だから、私は自分の食事が終わると早々に柚子の部屋に向かった。

 「なんだ、もう行っちゃうのか?」

 まだご飯を食べ続けているお父さんに、

 「ごめん。後片付けはよろしくね。」

 そういってその場を離れる。お父さんをほったらかしでちょっとかわいそうな気もしたけれど、気になることは早く確認しないと気が済まない。
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