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第19章 太いのが好き／細くても好き

　そして彼はいよいよ私のブラウスのボタンに手を伸ばしてきたのです。
　それはもちろん私の望むところだったのですが、一つ気になっていることもありました。

　私の加工された身体のことです。

　「ね、可美村クン、あたしの乳首見てもびっくりしないでね。」
　「ん？うん。」

　私は乳首に空いた大きな穴が可美村クンを驚かせてしまわないよう、先にそれを教えました。
　可美村クンは、うん、と一言言っただけでそのまま私のブラウスのボタンを外してゆきます。そして、ブラウスを脱がされ、そのままブラジャーまでを取り去られたとき
　　
　「あ…はん…」

　と、私は声を漏らしてしまいました。ただ脱がされるだけで懐かしいような興奮が体を包みます。

　そして、私の穴は可美村クンの視界に入ったでしょう。

　「これの、ことですか。」

　「若気の至りというか…ね。昔こんな穴あけちゃって、今も保持しているんだ…」

　でも可美村クンに動じた様子は全くありませんでした。

　「ピアス用の穴なんですか？結構大きいんですね…初めて見ました。Φ2くらいですか。」
　「ふぁい？」
　「ああ、あの、直径2mmくらいですかね。」