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§ 龍王の巫女姫 §
第7章 蕩ける果実



「──…!」


「ハァハァっ…貴方なんか…貴方なんか…」


悔しくて仕方がない

こんな侮辱──こんな非道──

何故、自分の身体はいうことを聞いてくれないの?



「最低な人です…!」


「…」


水鈴は気持ちを強く持とうとする。

彼の舌で蕩けてゆく自身の身体を認めながらも、彼女はそれに溺れるわけにいかない。



グチュ・・・・



「…ッ‥ふ、あぁ‥//」



しかし結局のところ

彼女が堕ちるのは時間の問題で

それは炎嗣の気まぐれひとつに握られているのだ。




男の目の前で膨らんでいるこの蕾を、彼が思うがままに貪ったならば…きっと堕ちる。

彼女はまた負けてしまう。




「…ひゃッ‥‥// ァっ、いやぁぁぁ‥!!!」


女の芯はそれほどに敏感だから。


石榴の甘い匂いがいっぱいに広がった。

そんな頭の奥では、パチパチと火花が飛び交っていた。




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