パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 湯に溶ける甘い蜜

「両手を…俺の肩に回すんだ」

「……ｯ」

男の指は、皮が厚くて固い──

触れるか触れないかの感触で背筋を上下に撫でられると、痛くない痛みのような…ぞくぞくとした感覚が彼女を襲う。

言われた通りに、胸を隠していた手を恐る恐るだが彼の肩に置いた。


「…ああ…、あ」

炎嗣が脇の下に手を入れて、彼女を持ち上げる。

「…ひ ぁｯ」

腰のくびれが湯から出る。そこまで持ち上げて炎嗣は胸の尖端を口に含んだ。


ぬるりと巻き付いた柔らかいものに、思わずあがる可愛らしい悲鳴──。


炎嗣は乳首に舌を絡ませながら
少々乱暴に水鈴の身体を揺さぶった。


「…っは、や、…ぁぁ…ｯ」


揺さぶられた反動でガクンと後ろに背がのけ反る。

重たい頭を支えきれず、喉も反らした水鈴には湯煙にぼやける曇り空が見えた。


「…ああっ、ひ…! ﾊｧ、…あ‥っ」


突起をなぶる動きはいつにもまして淫猥だ。

擽ったさと甘い痺れが同時にやってくる。

いやいやと首を振るように身をよじると、余計な力は抜けと言わんばかりに身体を揺すられた。


ﾁｭｯﾊﾟ‥ﾁｭｯ、ｼﾞｭﾙ、ｼﾞｭﾙ ！


「…ﾊｧ…はぁ ん、ん…! あ…──っ」


炎嗣の手に支えられ玩具のようにガクガクと揺れるその身体は次第に脱力し…

横から見ると滑稽なほど胸を彼に突き出していた。